climbingskin




Sサイズ:ロードクロサイト(ピンクパープル) 

Mサイズ:モリブデン(オレンジ) 

Lサイズ:ウラニウム(イエロー)

2400円[本体価格]
クライミングシューズ専用ソックス

Climbing Skin


新感覚の立体縫製と素材により、タコ、痛みの原因となる摩擦の軽減、悪臭とぬめりを防止、寒さによる冷えを防止します

クライミングスキンモニター一覧

クライミングスキンの履き方

著しく耐久性が落ちる場合がありますので、極力つま先の踏む部分を薄く伸ばさないように履いてください(履いた後、足裏の生地を持ってくるようにしていただくと厚くなります)

逆に、伸ばして履くと耐久性が落ちる代わりに足裏感覚が鋭敏になります

 

1:痛みの防止とクライミングのタコ

クライミングスキンはクッション性を持った生地を使用し、さらにはわざと蒸れさせることにより角質の除去効果を高めています

タコや痛みはクライミングシューズの特性上の問題で、クライミングシューズの縫製ラインや素材が足の関節部分に接触することで発生しているため、物理的に接触をさせない、圧迫や力がかかる場所にはクッション性を持たせることで痛みとタコの原因である摩擦の発生を少なくします

 


 

クライミングシューズ分解図



クライミングシューズは足を圧迫、拘束し、力のモーメントにより荷重を分散することで点で乗ることができるようになっていますが、つま先にかかった加重はこの原理で関節部分へ、シャンクと一部の構造体により足首方向へ逃がされます

*力のモーメントは写真の縦方向だけでなく横方向など立体的なため、親指付け根、小指付け根にも分散されています

その際の関節部分への負荷が圧迫と摩擦に変わり痛みとタコとなってしまいます

:ぬめり、悪臭の防止、水虫の予防

クライミングシューズと足を直接接触させないため、ぬめり、悪臭の発生を防止します

汗、皮脂、角質が細菌やカビのエネルギー源となってしまうためにぬめりや悪臭が発生しますが、クロロプレンとシームテープにより、クライミングシューズに付着する汗などを最小限にとどめます

通常の素足やソックスでは増殖し続ける白癬菌ですが、クライミングスキンの場合、シューズと足の接触を物理的に遮断するためシューズからの白癬菌の足への侵入を心配しなくてすみます

また、角質除去効果により古い角質がどんどん剥がれ落ちるため白癬菌が角質内で増殖するのを防げます

3年ほど素足で使用したソリューション(左)とパイソン(右)
使用中も何度も洗ったり、塩素で漂白/殺菌してはいますがぬめりや浸みこんだ角質は取れませんでした


クライミングスキンを履いて、新品からの経年変化を観察するために新規購入したSKWAMA
10回程度の使用ですが、今のところ汚れもなく匂いも新品のままです

モニターのINFINITY PEAKS欄に、わざと汗漏れさせた場合の状態を追加しました

モニター情報INFINITY PEAKS

3:フィッティングと拘束力のUP

クライミングスキンを構成する生地は、きつい部分は薄く、緩い部分は厚いままになり、クライミングシューズの余っている部分に生地が入り込むことで、フィッティング感覚をUPさせています

また余っている分部をなくすことで靴の中で足が動くことを防止し、拘束力をUPさせることで本来のクライミングシューズの潜在能力を発揮させます
*なめたネジを外すときにゴムを引いて回すと外れたりするように、余った部分に入り込むことで一体感が増します

4:寒さによる痺れの防止

クロロプレンが持つVBL効果により、一定の温度を保つため寒さを感じづらくなります

*VBL:蒸れによる保温と、気化熱を阻害することで温度を一定に保つ効果

*デメリットについて

1:通常クライミングシューズに吸い込まれるはずの汗がソックス内部に残ってしまうため、クライミングシューズを脱いだ後に汗による違和感を感じます

*通常はその汗すべてがクライミングシューズに浸透し細菌のエネルギー源となっています

2:厚みが通常のニットソックスよりも厚いため、足裏感覚に変化が生じます

*最薄時は0.8mm程度まで薄くなりますので慣れさえしてしまえば違和感は少ないです

クライミングスキンのお手入れ方法

クライミングスキンは、はじめは硬いのですが繰り返しの使用による伸びにより柔らかくなります、また柔軟剤(ウェットスーツ専用柔軟剤をおすすめします)の使用による軟化で履きやすくなりますが、柔らかくなる分耐久性が落ちますのでデメリットをご理解の上ご使用ください

また、お気に入りの中性洗濯洗剤を使用していただくことで、クロロプレン特有のゴムの匂いが少なくなり、柔軟剤のいい香りがつきます

素材の特性上高温に弱いため、45度以上の温度にならないように注意してください

ご注意

クライミングスキンをクライミングシューズのソックス以外の用途で使用しないでください

慣れるまで危険な場所やシビアな場所でのクライミングはお控えください

シームテープは完全防水ではないため、汗が多量になったり、経年劣化により縫い目から汗が漏れてくる場合があります
*中に水を貯め水風船のようにしてしまうと水圧により確実に汗漏れが発生しますので絶対に行わないでください

爪などの鋭利な部分によりクロロプレンゴム層などに穴が開く場合があります、お使いになる前に足のケアをしっかり行ってください

親指周りの踏む分部を伸ばして履くと足裏感覚は良くなりますが耐久性が落ちますので、極力足の裏の生地を持ってくるように履いていただき踏む部分はなるべく厚い状態で履いてください

繊維は連続使用すると極端に耐久性が落ちるため、2~3足のローテーションを行ってください

たいへん滑りやすいため、ソックスだけで歩かないでください

耐久性について

同素材のサンプルにて、2足のローテーションで週2回室内ボルダリング合計10時間程度+外岩リード2週間に1回5時間の使用、さらに車での放置、乾燥機にかけるなどやってはいけないことをして1年と少しで表面の素材に変化はありませんでしたが、中のクロロプレンゴムの親指で踏む部分に穴が開きました(1足につき200時間程度)

元々ウェットスーツに使用する素材のため素材自体は強靭なのですが、伸ばし方や連続使用における繊維の急激な劣化、シームテープの強度が素材よりも弱いことと、シューズのサイズ、足の使い方や取り扱いで耐用年数は変わってきます

シームテープ部分の汗漏れ自体には大した影響はないかとは思いますので、ゴムが破れて汗漏れがひどくなった際には、あくまで消耗品ですので再度ご購入しなおしてください

クライミングスキンの制作について

クライミングスキンのパターンは、レディガガが着ていた某日本のモードブランドのパタンナーさんがパターン上げしたものを、INFINITY PEAKSによりバランス修正、サイズ修正を行ったアイテムです

パターンはその他に足の裏側や横に縫製ラインがあるもの、素材も厚いクロロプレン、薄いもの、PU被膜、透湿性のあるメンブレンなどを試し、3年半をかけて30回以上の試作を経てバランスを取り、現在の形に仕上がっています